創業時に比べて随分と機械化が進んでおりますが、当社は目利きのノウハウを大切にし、木のそれぞれの特徴や性質を生かして人の手で製材しています。木によって柱や板材の取り方を変え、曲がりや強度などを踏まえた正に「適材適所」で活用頂けます。また小片や樹皮など材木として使えない箇所は、バイオマス燃料として出荷しています。
皮むき機
昔は手で皮を剥いていましたが、効率化を図るために皮むき機を導入しています。剥いた皮は粉砕して業者にて再利用されます。
台車(全自動送材車)
台車とは、帯鋸と言われる大きな帯状の鋸で丸太をいろんな部材に挽割る機械で、当社では2台の台車をメインで丸太を挽いています。丸太は人間と同じで一本一本性格が違うので、丸太にあった製品を寸法に応じて注文材や既製品等を作っています。
オートテーブル
台車によく似た機械で、台車から出てきた材料を細かく割ったり、注文材などをいろんな寸法に応じて細かく挽き割ることができます。
乾燥機
木材を指定の含水率に合わせて乾燥させることができます。
天然乾燥(自然乾燥)だと約3か月ほどかかりますが、乾燥機に入れることで1週間から10日ほどで木材を乾かすことができます。
造作材丸鋸ツインソー
乾燥機から出た板の幅を揃えることができます。昔は、1枚づつ台車で幅を落としていましたが、この機械は一発で幅を決めれることができます。
全自動摺り直し送材車
乾燥機から出てきた木材を出荷する前に反り等を直す専用台車です。機械の構造的には、丸太を挽く台車と同じですが、製品専用の機械のシステムになっています。
穴あけ機
節が抜けているところや欠けているところにドリルで穴を開けていく機械です。ドリルの大きさは4種類あり、節の大きさによって穴をあけその後に人工的に埋め木をしていきます。埋め木の後はモルダー加工機にて
フローリングや羽目板の製品になっていきます。
モルダー加工機
平たい木材をモルダー加工機に通すことによってフローリング加工、羽目板(ピーリング)加工、アイジャクリ加工、平加工(四面モルダー加工)など様々な加工をすることができます。また既製品以外にも特殊な寸法に柔軟に対応し賃加工などの持ち込み加工も幅広く行っています。
シュリンク・自動積み込み装置
フローリングや羽目板などの加工製品をラッピングし、自動で梱包をしてくれる機械です。
木材チップ粉砕機
製材などで出た端材等を4cm角ぐらいに粉砕する機械です。
粉砕した木材チップは良質な紙やトイレットペーパーになります。
最近ではお庭に敷いたりする方もみえます。